2024年01月14日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 191 count

森雪のコスチュームがプラグスーツ扱いされる問題の深遠

Written By: トーノZERO連絡先

 ヤフオクで森雪(2199)のコスチュームに、【プラグスーツ】という説明がついでいるのを発見しました。

 取りあえず、第1印象は【酷い】でした。

 ただ、よく考えると2199のコスチュームはプラグスーツ風なので、プラグスーツに見えてもおかしくない気はします。

 ということは、罪はむしろ間違えた者よりも、あんなデザインにしたスタッフの方にあります。

 これまでなら話はそれで終わりですが、実はヤマト2199はヤマトのリメイク企画に便乗しただけでヤマトに詳しい人が作っていたわけではないという仮説を重ね合わせると別の推定が浮かび上がります。

 つまり、【森雪のコスチュームは、稚拙な技術で描かれた不完全なプラグスーツの一種に見えた】可能性が出てきます。そうすると、ヤマト2199で女性コスチュームに要求されたのは、【より完全なプラグスーツに寄せること】と理解された可能性があります。

 時系列から言えば、森雪のコスチュームはプラグスーツの一種ということはありません。90年代のプラグスーツを70年代の森雪のコスチュームが模倣できるわけがありません。しかし、意外と自分が見た時系列をそのまま受け入れてしまい、元祖の方をパクりだと言い出す人はいます。

 本来なら、宇宙戦艦ヤマトが社会現象を起こした超メジャータイトルであり、庵野秀明など無名の子供に過ぎなかった時代があるわけですが、知らない過去は存在しないという心理を持った人も多いのも事実です。現代では超メジャーな庵野秀明と、一部のマニアが騒いでいるだけのマイナーアニメ宇宙戦艦ヤマトと認識している人もけっこう多いと思います。

宇宙戦艦ヤマト

同人小説(PDF形式、無料ダウンロード可能) §

小説推理サイボーグシリーズ (PDF形式、無料ダウンロード可能) §